SHA-KE'S Blog ※ギター改造と自作エフェクター※

当方のBlogではエフェクターの製作受託及び販売はしておりません<(_ _)>

★ギターのハイパス処理(スムーズテーパー・ボリューム)★

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 ギターのボリュームって3くらいから音が出だして6~7くらいまであんまり音量が変わらず8くらいから急に大きくなって10までほとんど変わらないって感じたことないですか?
 一人で自宅で弾いているだけならおそらくボリュームは10の位置で使っているでしょうが、バンドで他の楽器と一緒に演奏するときは10のまま弾き通すのはあまり良いとは言えないですね(メタル系なんかですとそれでたいていOKなのかもしれないですが…)。またボリュームを絞ったときの音色を曲中で効果的に使ったり、曲調に合わせてボリュームを使うということはよくありますが、前述のようにボリュームの使い勝手が悪いと演奏しにくいです。
 そこでちょっとした改造をするだけで、ボリューム2~10までがとてもスムーズに音量が上がる改造をご紹介します。

①用意するもの
 画像①のような抵抗とコンデンサー。もし改造するギターのボリュームポットがAカーブでなければAカーブのポットも用意します。たいていの市販ギターの場合、ボリュームはAカーブが使われていると思います。シングルPUなら250k、ハムバッカーPUなら500kのもの。
 抵抗値はボリュームポットの抵抗値より少し小さい値のもの(シングルには240k、ハムには470k)を用意、コンデンサーは220pF~330pF位のものを用意する。
 画像のものは240kの金属皮膜抵抗と330pFのセラミックコンデンサー。

②作業開始
 まず抵抗とコンデンサーの足を画像②のようにからませる。

③ボリュームポットのはんだ除去
 画像③のようにボリュームポットの中央端子と右端子にはんだ付けされているワイヤーをはずす。はんだ吸い取りブレードやはんだ吸い取り機を使って綺麗に除去すること。

④作業完了
 画像④のように②で作った抵抗とコンデンサー、もとのワイヤーをはんだ付けして完了。

 非常に簡単でしょ?
 これだけでボリュームがスムーズに上がって使いやすいものに変わります。是非お試しください。

 なお、この改造はリットーミュージック・ムックの『エレクトリック・ギター・カズタマイズ倶楽部』という本にも紹介されてます。お薦め本で紹介しておきます。